U-18サッカーリーグ愛知県2部 第17節
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リーグ戦も残すところ2節。第17節・同朋戦、最終節・名東戦と、上位同士の激しい戦いが続きます。けが人も戻りベストに近い状態で闘う松蔭高校。勝点3を獲得してライバルを突き放したいゲームとなりました。
午後4時30分キックオフとなったパークアリーナ小牧での戦いは、観戦する側にととってはやや肌寒いコンディション。ピッチの選手にとっては最高のコンディションで、本格的なサッカーシーズンの到来を感じさせます。
コーチ陣とハイタッチをかわし、ピッチへ散っていったイレブン。お互いに負けられないもの同士、ピンと張り詰めた空気の中で試合開始のホイッスルが吹かれました。
守備をしっかりと固めてゲームをコントロールする同朋に対し、松蔭は人数をかけて崩しにかかるという戦いはいつもと同じ。ただ、球際の激しさや攻守の切り替えの速さは、いつもよりもワンランク上がっている。両チームのこのゲームにかける意気込みが伝わり、一瞬も目を離せないような展開が続く。そんな、激しい攻防の中でゲームが動いたのは前半15分。同朋陣内で相手ボールに松蔭FWが激しくチェイスして奪取したボールを、松蔭MFが相手GKの頭上を越えるループシュート。これがきれいにネットを揺らし、緊迫を破る技ありの先制点となった。
その後も攻撃の手を休めない松蔭は、早い展開から何度かチャンスを作るも、決めきれない。同朋はフィジカルが強く、キープ力のあるFWにロングボールを集め、シンプルに攻めてくるが、松蔭DFの連携もよく、決定的なシーンは少なかった。
1-0とリードして後半開始。追加点を奪って突き放したい松蔭だが、同朋も意地を見せ、徐々に高い位置からプレッシャーをかけ始めると、ショートカウンター気味に前線の選手が躍動する。後半の開始からはしばらく同朋ペースの時間帯が続いた。しかし、この時間帯を凌ぎきると、ややスペースが空き始めた同朋に対し、徐々に松蔭が押し返す展開になるが、同朋も最後は体を張った激しいディフェンスでゴールを割らせず、1-0のままゲームは続く。同朋はセットプレーなどからシュートを放つが、お互いに追加点が奪えないままゲームセット。苦しみながらも松蔭は勝点3を手にすることができた。大きな勝点3である。
同朋高校とは合同練習を行うなど、ライバルであり、仲間でもある。その相手に対して、自分たちの戦い方で正々堂々と対峙し、その結果、僅差ながら勝ちきったことの意味は大きい。このメンタリティ、自分たちの技術・戦い方への自信、そして相手へのリスペクトを心に秘めて、次節最終戦、そして選手権に挑んで欲しい。
今日のゲームはチーム・個人が確実に成長していることを証明した戦い。そんな風に感じる一戦だったように思います。
1つ1つを大切に。頑張れ松蔭高校サッカー部!
8
出場選手
松蔭A | 同朋 | ||||
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GK | 1 | 水谷 拓朗 | |||
DF | 5 | 水谷 直斗 | |||
DF | 3 | 前田 知宏 | |||
DF | 4 | 静谷 公希 | |||
DF | 2 | 高木 一伎 | |||
MF | 6 | 鈴木 駿也 | |||
MF | 7 | 松尾 啓介 | |||
MF | 8 | 岡本 北斗 | |||
MF | 9 | 佐藤 友紀 | |||
MF | 11 | 高橋 賢次郎 | |||
FW | 14 | 柴田 大地 | |||
MF | 19 | 古川 智規 | |||
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U-18サッカーリーグ愛知県2部 試合一覧
2014/10/04 第18節 名東 △ 0-0 △
2014/09/27 第17節 同朋 ○ 1-0 ●
2014/09/23 第12節 愛知FC △ 1-1 △
2014/09/20 第16節 誉 ○ 1-0 ●
2014/09/13 第15節 春日丘 ○ 2-0 ●
2014/09/06 第14節 長久手 ○ 3-0 ●
2014/08/29 第13節 名電 △ 1-1 △
2014/07/12 第11節 中京B ○ 4-2 ●
2014/07/05 第10節 一宮北 ○ 1-0 ●
2014/06/28 第9節 名東 ● 1-5 ○
2014/06/14 第8節 同朋 △ 0-0 △
2014/06/07 第7節 誉 ○ 2-0 ●
2014/05/03 第6節 春日丘 ○ 2-0 ●
2014/04/29 第5節 長久手 ○ 2-0 ●
2014/04/26 第4節 名電 △ 2-2 △
2014/04/19 第3節 愛知FC ○ 2-1 ●
2014/04/12 第2節 中京B ○ 2-0 ●
2014/04/05 第1節 一宮北 ○ 3-0 ●