愛知県立松蔭高校サッカー部応援サイト

松蔭A 中京B 4 3 前半 0 2 1 後半 2 SH：シュート数 GK：ゴールキック数 CK：コーナーキック数 FK：フリーキック数

日時 2014/07/12 Kick off 15：30 試合会場 デンソー池田グランド

台風一過の快晴のもと、第11節はサッカー連盟さんの努力のおかげで、2部リーグのすべての試合が芝でのゲームとなった。松蔭と中京大中京Bの試合会場は、元デンソーサッカー部（現FC刈谷）のトレーニンググランドであるデンソー池田グランド。素晴らしい環境での一戦となった。

チームを盛り上げることを一つのテーマに掲げて闘った一戦。開始直後からその気持ちは伝わってきた。いつもなら、ゆっくりとしたパス回しから静かにチャンスをうかがう松蔭だが、この日は大きな声をかけあいお互いを鼓舞する姿が見られた。すると開始2分、いきなり結果に結びつく。右サイドを突破したサイドバックが、ゴール前に絶妙のクロスを送り、それを詰めていたMFがダイレクトでシュート。ファーストシュートで先制点を挙げる。
その後も、積極的な守備でボールを奪うと、多くの選手が連動しながら、中京ゴール前に襲いかかる。いつもより高い位置で攻撃できる分、得点の可能性を感じることができる展開だ。ペースを握っている間に追加点が欲しい松蔭は、前半20分、パス回しからゴール前に持ち込むと、スペースを見つけたFWがシュート。一旦はGKに弾かれるものの、跳ね返りを冷静に蹴り込み2点目を獲得。良い時間帯に追加点を挙げる。
その後は中京も徐々にパスをつないで反撃をはじめるが、逆にスペースができたことで、次のチャンスも松蔭に生まれる。中盤でボールを奪った松蔭は、中京DFの乱れをつき、数的優位を作りながらカウンターアタック。トップ下の選手がドリブルで十分にDFを引きつけると、空いたFWに丁寧にパス。スピードに乗ったFWがGKの動きを見て冷静にゴールに流し込んだ。前半は自分たちのリズムでのサッカーをうまく得点へと結びつけ3-0で終了。この雰囲気を広範囲も持ち込みたいところだ。

後半も自分たちのペースでゲームを進めたい松蔭。しかし、中京も前線に攻撃力のある選手を投入し反撃を狙う。すると後半30分、ゴール前で何度かチャンスを作り始めていた中京FWが松蔭の一瞬の隙を突き、難しい体制から強引にミドルシュートを放つと、それがゴールネットを揺らし1点を返す。その後、一進一退の攻防が続くが、中京は選手交代でフレッシュな選手を投入すると流れは徐々に中京へ。セットプレーなどを含め、何度かヒヤッとするシーンが続いた。
しかし、その流れを絶ち切ったのは、この日献身的な走りで松蔭の左サイドのチャンスメイクを続けていたMF。両チームの先週の足が止まりはじめた後半35分過ぎの時間帯に、サイドを駆け上がると、最後はドリブルから鋭いシュート。流れをグッと引き戻す4点目を決めた。
その後は、激しいプレーで松蔭にけが人が連続するが、交代で入った選手もがんばり中京の攻撃をCKからの1点に抑えて4-2で逃げ切った。

前半から気持ちの入ったプレーで積極的にボールに絡んだ影響で、後半は足が止まる選手もいたが、ここ数試合の中では間違いなくベストゲーム。自分たちのサッカーを実現するのは、自分たちであるということを証明したゲームでもあった。もともと力のある選手が揃っているのだから、その力を引き出すために何をすべきか、あるいはその力を下げないように何をしてはいけないか、そんなことを意識するだけで戦い方や結果はがらると変わるのではないか。そんなことを思うゲームであった。
今後の練習・試合にもぜひつなげて欲しい。

6（49）、14、14（8）、6

出場選手

松蔭A			中京B
GK	1	水谷 拓朗
DF	5	水谷 直斗
DF	3	前田 知宏
DF	15	原 大樹
DF	2	高木 一伎
MF	6	鈴木 駿也
MF	7	松尾 啓介
MF	8	岡本 北斗
MF	9	佐藤 友紀
MF	11	高橋 賢次郎
FW	14	柴田 大地
MF	13	辻村 寛介
DF	19	古川 智規
MF	21	服部 恭兵

選手交代

時間 OUT IN 10分 佐藤 友紀 辻村 寛介 65分 岡本 北斗 服部 恭兵 75分 鈴木 駿也 古川 智規

時間 OUT IN