平成26年新人戦 県大会1回戦
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新人戦県大会の初戦、対戦相手はプリンスリーグに参戦する中京大中京高校。愛知県屈指の強豪校である。松蔭高校にしてみれば新チームの現在地を確認するには格好の相手である。
会場となった名商大グランドは前日の雨が残りスリッピーなコンディションに加え、雨上がり特有の風も吹いている。前半風上となった松蔭は(とはいえあまり風は関係ないチームだが)、攻守共に球際で激しさを発揮し、中京大中京相手に試合開始から一歩も譲らない展開。テンポ良くパスをつないでリズムを作り出す。一方の中京大中京もさすがに個人技の高い選手が多く、中盤でタメを作ると、一気に複数の選手が動き出しパスコースを探ってくる。ただ、やや硬さもあるのか決定的なシーンまでは至らない。お互い中盤での激しいボールの奪い合いの時間が続くが、徐々にチャンスrを作り始めたのは中京大中京だった。サイドからのクロスを何本か上げはじめると、30分過ぎには決定的なヘディングシュートを放つ。しかし、これは松蔭GKのファインセーブで何とかしのぎ、前半は0-0のまま終了。
後半、風下となった松蔭は試合開始からプレッシャーをかけ、攻撃の時間帯を徐々に増やしていく。すると、ドリブルでペナルティエリアに侵入した松蔭MFを相手DFが倒してPKを獲得。倒されたMFがそのままボールをセットして、ホイッスルが吹かれる・・・、はずだが、前半から吹き荒れる強風のおかげでなかなかボールをセットすることができない。これで集中力を欠いたわけではないだろうが、何とかセットして蹴ったシュートはGKに阻まれてしまう。貴重な先制機を逸した松蔭であったが、その後も互角の戦いを見せる。しかし、風上を活かして圧力をかける中京大中京も多彩な攻撃に、危ない場面が徐々に増えはじめてくると、一瞬の隙を突かれ、今度は中京大中京にPKを与えてしまう。このPKを決められついにゲームは均衡が破られる。
その後、必死に攻め続ける松蔭はFWの狙い澄ましたシュートがポストの脇をかすめるなど、惜しいシーンを何度か作り出したが得点を奪うことができず惜敗。1回戦で姿を消すことになった。
ナイスゲーム。しかし、負けは負け。中京大中京と松蔭の間にはどんな差があったのか、勝つためには何をすべきか、負けないためには何をすべきか、攻撃陣・守備陣共に多くの課題を得ることができたゲームだったのではないかと思う。
今シーズンからは3チーム体制でリーグ戦に参戦する。ということはより多くの選手にチャンスが与えられるということ。チームが強くなる準備は着々と進んでいる。選手の頑張りに期待したい。
出場選手
松蔭A | 中京 |
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中京との戦績
平成26年新人戦 試合一覧
2015/01/31 県大会1回戦 中京 ● 0-1 ○