全国高等学校サッカー選手権愛知県大会 1回戦
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台風の影響で延期されていた第93回全国高校サッカー選手権大会・愛知県大会1回戦は、約2週間ずれ込むカタチで10月25日(土)に開催。スケジュール・会場変更の関係で、松蔭は1回戦・2回戦をホームグランドで戦うことになりました。
初戦の対戦相手・大同大大同高校は県リーグ3部を圧倒的な強さで優勝し来年の2部昇格を決めています。また、昨年の選手権県大会では強豪を撃破しベスト8に進むなど、爆発力のあるチームです。
快晴の松蔭高校グランドは、11時のキックオフを待ちきれない大応援団がピッチサイドを埋め尽くします。OB、在校生、保護者・関係者あわせ、その数は優に200人超え。いよいよ選手権が始まるなと、否が応にもテンションがあがります。
大同のキックオフで始まった前半は、立ち上がりから両チームの激しい攻防になりました。ポゼッションを高めながらリズムを作りたい松蔭に対し、大同はボールを奪ってから前線に早くボールを渡し速攻を仕掛けるという展開。強いフィジカルと個々の高いテクニックがある大同は、勢いに乗せると怖いという印象。松蔭はうまくいなしながら自分たちのペースに持ち込みたいところです。
そんな中、最初に見せ場を作ったのは松蔭。左サイドでMFがボールをキープすると、右サイドを駆け上がったSBにロングフィード、それを思い切りよくシュートするもボールはバーの上へ。しかしこの攻撃で勢いに乗った松蔭は22分、大同DF陣のマイボールに松蔭FWが激しくチェイスを掛けると、弾かれたボールを松蔭MFが奪うとGKとの間合いをしっかりと見極めながら、しっかりとゴールに決めて得点。欲しかった先制点を手に入れます。
さらに攻撃のリズムが良くなった松蔭は31分に右SBがドリブルで一気にペナルティエリアに進入すると、冷静に折り返し最後はFWがピタリと合わせてネットを揺らし追加点。その後も松蔭ペースでゲームを運び、前半を2-0で折り返します。
後半になると立ち上がりから大同の攻撃が激しくなります。しかし、松蔭DF陣も冷静に対応しシュートシーンまでは持ち込ませません。すると後半10分、松蔭FWがドリブルで抜け出すと最後はGKと1対1になるも、決まらずこぼれ球をMFがシュートするもGKのナイスセーブに阻まれます。その後も一進一退の攻防が続きますが、松蔭は選手を入れ替えながら集中力を保ち、2-0のままゲームセット。難しい選手権の初戦を完封勝利で飾りました。
リーグ戦からしばらく間をあけての公式戦でしたが、選手は集中を切らすことなく真摯に自分たちのプレーを続けることができました。また、両チームともに大応援団に見守られてのプレーで、いつも以上に気持ちの入った戦いができていたのではなかったかと思います。2回戦も気持ちのこもったサッカーを期待します。
出場選手
松蔭A | 大同 | ||||
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GK | 1 | 水谷 拓朗 | |||
DF | 5 | 水谷 直斗 | |||
DF | 3 | 前田 知宏 | |||
DF | 4 | 静谷 公希 | |||
DF | 2 | 高木 一伎 | |||
MF | 6 | 鈴木 駿也 | |||
MF | 7 | 松尾 啓介 | |||
MF | 8 | 岡本 北斗 | |||
MF | 9 | 佐藤 友紀 | |||
MF | 11 | 高橋 賢次郎 | |||
FW | 14 | 柴田 大地 | |||
控え選手 | 10 | 木下 竜太 | |||
控え選手 | 12 | 田邊 頌悟 | |||
控え選手 | 13 | 辻村 寛介 | |||
控え選手 | 18 | 池田 圭吾 | |||
控え選手 | 19 | 古川 智規 | |||
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