全国高等学校総合体育大会 2回戦
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昨日、延長・PK戦を闘い何とか2回戦にコマを進めた松蔭高校。
今日の相手は同じ2部リーグを戦う愛工大名電高校(1回戦はシード)となった。
昨日を超える応援団が集まった松蔭高校グランドでゲームは始まった。
松蔭は1回戦同様に立ち上がりから動きが硬く、普段のようにパスがつながらない。
一方、名電はDF陣はシンプルなプレーでリスクを冒さず、中盤からは素早くパスをつないで自分たちのリズムを作り始める。サイドにはスピードのある選手もいるし、選手の動き出しもいい。前半は名電ペースの時間が続く。
試合を落ち着かせたい松蔭は、DFでパスをつなぎながらリズムを作りたいところ。しかし24分、一瞬の隙を相手FWにつかれ、ボールを失うとそのままシュートに持ち込まれ0-1と先制を許してしまう。
先制はされたもののまだ時間は十分にある。松蔭はパスとドリブルで少しずつリズムを取り返そうとする。しかし、名電の守備も固く、結局前半は0-1のまま終了。
後半、リズムを取り戻したい松蔭だったが、名電は前半とはやや戦い方を変え、ロングボールを使って中盤を省略するような展開も見せ始める。
パスをつなぎたい松蔭だが、なかなかそれができずなかなかリズムに乗れない時間帯が続く。しかし、時間は刻々と進んでいく。後半途中からは名電も失点しないことを意識して、大きなクリアが多くなる。それでも、松蔭は何度か名電ゴール前までボールを運ぶが、決定的なシーンは作り出すことができない。逆に気持ちが前に出すぎて、18分、24分と立て続けにイエローカードをもらってしまう。
最後まで気迫を込めて攻め続けたが名電の堅い守りを崩すことはできず。ついに試合終了のホイッスル。
松蔭の全国への挑戦は、あっけなく幕を下ろしてしまった。
ゲーム後のキャプテンのコメント。
「自分たちのサッカーができないまま負けてしまいました。
今日、試合に出れなかった人や応援の人も含めて、
このメンバーで1日でも長くサッカーが続けたかったです。
インターハイで引退する3年生もいますが、
選手権まで続ける人は辞める3年生の分も背負って、
全国を目指してください。」
選手達はもちろん一生懸命にがんばった。
けれども勝てなかった。
何が不足していたのか。
それは、本人にしかわからないのかもしれない。
でも、それがわからなければ先へは行けない。
残された全国へのチャンスは3年生にとってはあと1回。
この悔しさを再び味あわないように、練習し、リーグ戦をしっかり闘って、最高の準備をしてください。
自分たちのサッカーをやりきるために。
そして勝つために!
お疲れさまでした。
出場選手
松蔭A | 名電 | ||||
---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | 水谷 拓朗 | |||
DF | 2 | 高木 一伎 | |||
DF | 3 | 前田 知宏 | |||
DF | 4 | 静谷 公希 | |||
DF | 5 | 水谷 直斗 | |||
MF | 7 | 松尾 啓介 | |||
MF | 8 | 岡本 北斗 | |||
MF | 9 | 佐藤 友紀 | |||
MF | 11 | 高橋 賢次郎 | |||
MF | 15 | 原 大樹 | |||
FW | 14 | 柴田 大地 | |||
GK | 17 | 上野 友作 | |||
DF | 18 | 成田 知規 | |||
DF | 12 | 河合 良太 | |||
MF | 6 | 鈴木 駿也 | |||
MF | 16 | 三輪 太喜 | |||
MF | 19 | 綾田 正和 | |||
MF | 13 | 池田 圭吾 | |||
FW | 20 | 斉藤 泉樹 | |||
DF | 21 | 古川 智規 | |||
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