平成25年新人戦 名南支部決勝
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名南支部予選決勝の相手は県立の強豪熱田高校。
お互いに意地とプライドがぶつかる伝統の一戦である。
試合開始から中盤での激しいボールの奪いとなる中、ファーストシュートは松蔭。右スローインからドリブルで持ち込みシュートを放つが得点にならず。熱田は右サイドの速いパスから、サイドバックが突破し、チャンスを作るが、松蔭も最後は堅い守りでシュートまでは持ち込ませない。
お互いにボールへの寄せが速く、緊迫した時間帯が続く。松蔭は短いパスから好機を作りたいが、熱田の守備も堅く、逆にロングボールから危ないシーンを作られる。すると前半30分過ぎ、先制したのは熱田。熱田の右CKをゴール前で競ったクリアボールを再度ゴール前に放り込まれ、高い打点でヘディングシュートを決められる。前半は松蔭も何度かシュートシーンは作るが、なかなか枠を捉えることができず、0-1のまま終了。
松蔭は後半開始から中盤の選手を交代しリズムを作りたいところ。しかし、後半早々にチャンスを迎えたのは熱田だった。スピードに載ってペナルティエリアに進入した熱田の選手を松蔭DFが倒してPK。しかし、このPKを松蔭GKが止めて追加点を阻止。勢いづきそうな熱田を止めるビッグプレイとなった。
前半は大きな展開を使う熱田に押され気味だったが、自分たちのパスサッカーでリズムを作りたい松蔭。すると、後半15分、中盤からのスルーパスに完全に抜け出した松蔭FWがGKと1対1となり、シュートを放つがGKにセービングされ得点ならず。しかし、このプレーから熱田エリアでの時間帯が増えはじめ、少しずつチャンスが拡がり始めると、20分過ぎ、熱田守備陣のゴール前でのパスを松蔭MFがインターセプトし、最後はゴール前のシュート性のパスを冷静に流し込み待望の1点を挙げる。
その後も勢いを増して攻める松蔭は、何度か得点のチャンスを作るが決めることができず、延長戦へと突入。しかし、10分・10分の延長でも決着がつかず、勝負はPK戦へと持ち込まれた。
この日最大の見せ場となったPK戦は、ゲーム中にもPKを1本止めている松蔭GKの独壇場となった。熱田高校の1番目から3番目のキックをすべてはじき飛ばすという神がかり的なセーブを連発。一方、松蔭はきっちり3人が決めて、3-0で勝利をものにした。
名南支部予選を優勝という形で締めくくることができたが、競合相手に課題も見つかった試合だった。
県大会ではさらに成長した姿で、頂点を目指して欲しい。
まずは優勝おめでとう!
出場選手
松蔭A | 熱田 | ||||
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GK | 1 | 水谷 拓朗 | |||
DF | 5 | 水谷 直斗 | |||
DF | 3 | 前田 知宏 | |||
DF | 4 | 静谷 公希 | |||
DF | 2 | 成田 知規 | |||
MF | 11 | 佐藤 友紀 | |||
MF | 6 | 鈴木 駿也 | |||
MF | 18 | 池田 圭吾 | |||
MF | 8 | 松尾 啓介 | |||
FW | 9 | 辻村 寛介 | |||
FW | 14 | 柴田 大地 | |||
控え選手 | 7 | 高橋 賢次郎 | |||
控え選手 | 13 | 高木 一伎 | |||
控え選手 | 20 | 今井 洸志 | |||
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熱田との戦績
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