観戦レポート

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インターハイ・ベスト8

投稿日時:2013/05/27(月) 21:56

 インターハイ愛知県大会が終了しました。今回の大会で印象に残ったのはやはり名古屋高校の大躍進でしょう。一昨年に人工芝・フルピッチという充実した練習環境を手に入れ、その成果が少しずつ結果に結びついてきたのではなでしょうか。今までは、県リーグ1部の中堅チームという印象でしたが、県大会全勝優勝での全国出場は立派というしかありません。全国大会では第2代表の中京大中京高校ともども愛知県旋風を巻き起こしてもらいたいと思います。
 その名古屋高校とベスト4進出をかけて戦った松蔭高校でしたが、後半ロスタイムに同点に追いつくも、延長戦で惜しくも1-2で惜敗。決勝リーグにあと一歩届きませんでした。ゲーム終了後、応援団に向かっての選手挨拶で、「このメンバーでサッカーできるのはこれで最後になってしまいましたが・・」という選手からの言葉を聞いた時は、思わず目頭が熱くなりました(小雨が降っていたおかげで助かりましたが)。スポーツに、「たら・れば」は禁物ですが、この戦いを勝ち抜けた名古屋高校が全国大会にコマを進めたことを考えると、本当にあと少し何かがあったら、もう少し運があれば、結果は大きく違っていたかもしれません。ただ、確かなことは、あの一試合で経験したこと感じたことは、あの瞬間にしか得られないということ。そんな試合ができた(応援できた)だけでも良かった、と思います。やり残したことは、それぞれの次のステージで手に入れましょう。
 さて、代表になった名古屋高校と中京大中京高校ですが、戦いを振り返ってみると、中京大中京は死のグループと言われた組み合わせの中で、熱田、岡﨑城西、東邦を撃破し、決勝リーグでは刈谷、東海学園を破っての2位(名古屋にはPK負け)。名古屋も愛工大名電、名経大高蔵、松蔭にすべて1点差で勝ち、決勝リーグは東海学園、中京大中京、刈谷に勝っての優勝と、どちらも実力で掴んだ全国への切符。敗れたチームのためにも全国では強豪愛知県の代表として悔いのない戦いをして欲しいと思います。頑張れ愛知勢!