観戦レポート

フットサルトーナメントで松蔭が残したインパクト

投稿日時:2013/04/05(金) 22:06

 このところ徐々に市民権を得つつあるフットサル。小さなコートで少人数で楽しめるので、大人から子供までフットサル人口は確実に増えています。特にジュニア世代では8人制サッカーの導入など、スモールサイドゲームへの移行が推奨されていることもあり、フットサルの全国大会も多数開催されています。
 そんな中にあって、やや遅れをとっているのがU-18世代。まだまだフットサル部がある高校は少ないし、公式戦も殆どありません。そんな状況に一石を投じるために2012年からスタートしたのが「フットサルトーナメント」であり、今年も3月に全国大会が開催されました。
 松蔭は2月の愛知県予選で強豪名古屋オーシャンズU-18を撃破。一躍全国の注目を集めました。
 この大会は、北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州、そして開催地愛知県の10ブロックを勝ち抜いた10チームが参加。武相(神奈川県)、中越(新潟県)、瀬戸内(広島県)、高知西(高知県)といったサッカー強豪校が各ブロックを勝ち上がっています。
 3月30-31日に行われた全国大会は、5チームずつのリーグ戦を行いその上位チームが決勝を行うもの。松蔭は予選を4連勝で1位通過。4試合合計27点という攻撃力は、参加チームに大きな脅威を与えました。
 迎えた決勝戦。相手は中国プリンスリーグに所属する強豪瀬戸内高校。決勝はある意味サッカー対フットサルの戦いになりました。まず、先制したのは松蔭。しかし、連戦で運動量がやや落ちた松蔭の隙をついて、瀬戸内が反撃。結局1-2と逆転を喫し、そのままホイッスルとなりました。
 優勝こそ逃しましたが、「松蔭サッカーここにあり」を十分にアピールできた大会となりました。巧みなドリブルで対峙する選手をかわし、狭いエリアで細かいパスを繋いだことが決勝までの松蔭の勝因ですが、決勝では疲れもあったのか、残念ながらあと一歩勝利には届きませんでした。
 しかし、全国準優勝を飾ったことは紛れもない事実。おめでとう松蔭サッカー部!


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